2021-09-16
NTT東日本がネット系スタートアップのコネクテッドコマースと「売らない」小売店を始めたと(日経新聞より)
お客様は買い物ができるサイトに店頭で登録してもらい、店頭で気に入ったものをその場では買わずにサイトにて購入してもらう。
7月に渋谷駅に全国の特産品を300種類集めたショップをオープンし話題を集め、10日間で約1万人の来店と反響が大きいようです。
店内の出品者は、毎月3万3千円支払い店内の人工知能カメラが客の動きを追い商品棚ごとに何分滞在したかなどの情報と、会話などの販促データを得る。
豆乳クッキーを出品する豆乳会社では当初、主婦や高齢者を意識したが、データ分析で20代の男女の需要が見込めることがわかり、若者向けにパーケージを変更し20%売り上げがあがったと。
情報を集め、データ分析をおこない、物ではなく情報を売る時代に変化してきました。俗にいうGAFAがその情報戦の最先端にいますね。
産業革命がおきて機械による人間の労働分野が追いやられ、機械では対応できない事務職という労働分野が生まれ安心していたら、パソコンの登場によってまた人間の労働分野が奪われているように感じます。
販売するもの自体が物から情報へ。また物を販売する際には必ず接客する人がいましたが機械化による無人化がすすむ現状。
外山滋比古氏は名著「思考の整理学」の中で最後に人間の創造性に関して力説しています。
人間にしかできないこと、つまり価値を創造することだと。
昨日お客様とお話する中で、製作する上でも機械化がどんなにすすんだとしてもできない技術が職人にはあるとおっしゃっていました。
東開製作所は大田区町工場のプライドをもって日々挑戦していきます!頑張ります。