2021-12-10
レッドオーシャン(過当競争)状態である牛乳市場に殴りこみをかけたのがカネカです。(日経新聞より)
カネカは油脂や発酵技術を生かし、パンの冷凍生地やショートニングを大手パンメーカーや街のパン屋に供給していた。
そうした中で労働力不足や後継者不足、環境対策など持続可能な経営を模索し、北海道別海町の酪農家と新会社を設立。
開発での調査でパンと相性のいいのは牛乳よりもコーヒーやジュースの割合が多く牛乳のポジションが低かった。
パンとの相性では、味が濃いとパンの邪魔になってしまうためすっきりした味を追求。
また牛乳を嫌煙する理由に高温加熱殺菌に伴い生じる独特の臭みがあった。
問題解決も狙い、ベルギーのピュアナチュール社と提携し、殺菌しても臭みが生じない技術を取り入れた製造機械を使いすっきり味の牛乳作りに成功。
牛乳だけではなく、カフェオレやミルクティーも投入したという。
「モノはあふれているが、消費者の不満は限りない」とアイリスオーヤマの大山健太郎会長は語る。
ニッチな市場を開拓することがビジネスの基本のように語られますが、レッドオーシャンである過当競争の中にも消費者の不満・問題点がたくさんあるということではないでしょうか。
やれることはまだまだたくさんあるということですね。さあ今日も頑張ります。